キャリアの物語をつむぐ

働きかた編集者 山中康司のブログ

このブログの目的

ブログをはじめるにあたり、そもそもの目的をまとめておこうと思う。

 

大きな目的は将来の大学院のため

僕は将来、といっても20年後か30年後かわからないけれど、大学院で学びたいと思っている。なにか勉強するのが好きだし、自分がやってきた仕事を理論と結びつけて社会に還元することができたらいいな、と漠然と思っているのだ。

 

どんな分野をかはこれからじっくりと決めていく。きっといろいろな仕事を経験するなかで、「これ」と思う分野が見つかるはずだ。

 

そんなわけで、20年後か30年後かわからない大学院での研究のために、いまのうちから準備をしておこう、と思って始めるのがこのブログ。まだはやいだろう、と思われるかもしれないけれど、1日15分でも時間をとって、文章にまとめる作業を20年も続けるのと、そうでないのとでは、その先の研究はだいぶ違ったものになるはずだと思う。

 

小さな目的

この大きな目的は、いくつかの小さな目的にわけられる。

概念装置の獲得

概念装置とは、経済学者・内田義彦さんが『読書と社会科学 』(岩波新書)でいうところの、ものごとを見る枠組みのようなもの。同じチューリップを見ても、パリのテロのニュースに触れても、この概念装置が違えばそこから導き出す考えはまったくちがうものになる。

 

ぼくはいろいろなことがらを考えるとき、いまのところ直感で「好き」「嫌い」のように判断していて、なんか気持ち悪いなぁと思っていた。「これこれこういう見方をしているから、好きなのだ」と、ちゃんと語れるようになりたい。なおかつ、ブレない視点を身につけたい。

 

だから、概念装置を獲得するために、日頃から感じたことを理屈と結びつけて文章にすることをしておきたい。

知識の体系化

概念装置の話ともつながるけれど、日常で得るさまざまな知識を、結びつけて、体系化しておきたいというのも目的のひとつ。

 

僕は記憶力が悪いのか、勉強したことも発見したことも、すぐ忘れてしまう。どうしたらいいんだろうなぁと考えたんだけれど、他のものごとの結びつけておけば忘れなくなるんじゃないかと考えた。

 

たとえば街で見知らぬ花を見かけたら、その花の原産地を調べ、原産地の主要産業を調べ…と情報を結びつけ、まとめておくと、知識が体系化されて自分の知肉になっていんじゃないかと思っている。

インプットの習慣化

現在のように情報量が多いと、情報を得ることがおっくうになる。フォアグラをつくるためにアヒルが大量の餌を胃にむりやりおくりこまれるように、ちょっと気持ち悪くなる。

とはいえ、情報をインプットすることはだいじなので、いま関心があることを能動的にとりにいく習慣をつけたいな、と思っている。そこで、アウトプットを習慣にすれば、自然とインプットも習慣化されるだろう、という思惑もちょっとある。

まとめ

そんなわけで、このブログは基本的に自分以外のだれかに読まれることを前提として書いていない「雑記帳」のようなもの。なにかのご縁でこのブログまでたどり着いた方がいたとしたら、誤字脱字や支離滅裂、読むに耐えないものになっているかもしれません。ごめんなさい。

 

とはいえ、それでもなにがしかだれかの役に立つことがあるのであれば、僕としてはとてもうれしい。