キャリアの物語をつむぐ

働きかた編集者 山中康司のブログ

「アスリート」は肩書きではない-『SHOE DOG』フィル・ナイト-

「アスリート」は、”肩書き”じゃなくて、”あり方”なんじゃないか。

 

なにかのスポーツの分野で、時には勝ったり、時には負けたりしながら、ある目標に向かって淡々と努力を積み重ねることの、くるしさとともにある恍惚感。

 

あの気持ちを一度味わっちゃうと、「またあの感覚を味わえたら…」っていう感情が抑えられなくなちゃいますよね?(わかる人にはわかるはず)

 

社会人になると部活をしていた頃のようにスポーツに時間をかけれることはないけれど、日々の仕事でも、「いいか、これはスポーツなんだぜ」って自分に言い聞かせると、地味な仕事もがんばれる、ってことに最近気付いた。

 

羽生結弦大谷翔平にはなれないけど、アスリートのあり方で仕事にのぞむのだ。

 

そんなことを思っていた時に、たまたまいただいた『SHOE DOG』では、まさに「アスリート」のメンタリティで世界一のスポーツブランドを築いた男の姿が描かれていて、「うわーそれそれ!それですよ!ナイキの靴買いますわ、ぼく!」って興奮してしまった。

 

フィル・ナイトさんもあの気持ちを持ち続けてた人なのだ。

 

おっさんになってもじじぃになっても、「アスリート」でありたい、って心底思わされる一冊。何かスポーツに夢中になった経験がある方は、おすすめです!