キャリアの物語をつむぐ

働きかた編集者 山中康司のブログ

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ニュートラルゾーンで転機を味わい尽くす-ブリッジズのキャリアトランジション論②-

前回のエントリに続き、ブリッジズのキャリアトランジション論についてご紹介します。 ちょこっとおさらいをしておくと、「トランジション」とは「節目、転機」という意味。 ブリッジズは、転機を次の3つに分けていたのでした。 第1段階……終わり 第2段階……ニ…

働き方にモヤモヤしたら、それは自分が変わるチャンス-ブリッジズのキャリアトランジション論①-

「自分はこのままの仕事を続けていいのだろうか」と思うときが、人生の中では誰にもあります。 僕にも経験がありますが、そういう時期というのはなんとも居心地が悪い。いつも胸にモヤモヤとしたものを抱えている感覚がして、目の前の仕事に意味を見出せなく…

学生こそライターをやった方がいいと僕が思う理由

ぼくが大学生の時は、「どれだけはやく、大きな企業から内定をもらえるか」が大事だと思っていましたが(結局就活しなかったけどね)、「この寄り道は、きっと近道になる。」とうたう、ユニークな大学生向けのサイトがオープンしました。 それが、「ぼくらと…

会社にとっていちばん大切なこととは?-『日本でいちばん大切にしたい会社』坂本光司-

もう5年以上も前のこと。合同説明会の雰囲気に圧倒されてしまって以来、「おれにはこんな風にうまく立ち回れないや…」と落ち込んで、気づいたら就職をせずに大学を卒業してしまっていました。 それから半年、心身ともにあまり調子が良くなく、ニートのような…

非プロフェッショナルの流儀-『私の個人主義』夏目漱石-

ちょっと前のエントリーで、「僕は、プロフェッショナルにはなれないと気づいた」と書きました。 kjymnk.hatenablog.com 実際のところ、プロフェッショナルと呼べる人たちはひと握り。でも、だからといってプロフェッショナルになれない人間が不幸かといった…

境界ないキャリアを支える、「流動創生」というコンセプト

人口減少が進み、全国区の自治体で移住者を呼び込む取り組みが盛んに行われています。そんななか、必ずしも移住を前提とせず、流動人口(一時的にある場所に滞在している人口のこと)を増やすことにより、一人ひとりが最大の価値を生み出すような地域の取り…

続・NPO職員は食べていけるか

先日の「NPO職員は食べていけるか」というエントリーをFacebookでシェアしたところ、思いがけずたくさんの反響がありました。 kjymnk.hatenablog.com どの意見も、なるほどなぁというものばかりだったので、簡単にまとめてます。 まず、多かったのは「食べて…

夢がなくても幸せになれる?-『夢があふれる社会に希望はあるか』児美川孝一郎-

ちょっと前の話ですが、結構メディアにもとりあげられている、ある分野でプロフェッショナルといっていいような方の口から、「まぁ、私もやりたいことなんて特にないですからね」という言葉がでたのでびっくりしたことがありました。 若くてなにもキャリアを…

モモは世界一有名なキャリアカウンセラーかもしれない-『モモ』ミヒャエル・エンデ-

小さなモモにできたこと。それはほかでもありません。あいての話を聞くことでした。 『モモ』ミヒャエル・エンデ キャリアカウンセリングの勉強をはじめて1年ほどになる。 学べば学ぶほど、奥が深い。カウンセリングをするたびに発見ばかりだ。講師の先生い…

NPO職員は食べていけるか

今日大手企業の採用面接が解禁になった。 でも最近では、大手企業ではなくNPOに関心を持ってる学生も結構いるみたいだ。学生と話させてもらうと、「NPOで働くことに興味があるけど、食べていけるんですか?」って聞かれることが多かったりする。 聞いてくれ…